がん患者の家族

父が胆のう癌の手術を終え、現在も治療を続けています。家族としては転移、再発がないことを祈るばかりです。
身内が癌になって、多くの癌患者やその家族の方と接する機会が増えました。父が入院していたのは癌病棟でしたので、当然といえば当然です。個室なんて入る余裕はありませんでしたから、6人部屋でした。同じ病室にいるのは皆がん患者の方ですから、お見舞いに来られる家族の方と自然と話すようになります。待合室など、患者本人のいない場所で本音で話し合うことができ、私にとってはそれがずいぶんと支えになりました。
一番印象に残っているのは、同じく胆のう癌で入院されている患者さんの奥さんとの会話です。既に肝臓に転移しており手術はできない状態とのことですが、その奥さんは全く諦めてはいませんでした。東京に良いお医者さんがいるとか、癌が消える食べ物があるとか、希望を持っておられました。父は手術ができて、ひとまず転移は認められないといわれたのですから、私はもっと喜ばなければならないと思いました。

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