後から知った祖父の病名

その時私はまだ小さかったので癌という病気についてもほとんど知識はありませんでしたが、祖父が胆のう癌で長い間入院し、そのまま亡くなりました。胆のう癌だったことは大人になってから知りました。
胆のうはとても小さな臓器ですが、胆管や肝臓にまで転移するともはや手遅れという感じです。胆のうだけなら切除すれば終わりですが、なかなか胆のうに癌があるだけの初期の段階で発見することも難しいと聞いています。
祖父も手術は不可能な状態で、長い間抗がん剤治療をしていました。子供だったのでとても長く感じましたが、実際には一年半ほどでした。祖父には告知していませんでした。私にも、うっかり口を滑らせてはいけないので両親は伏せていました。ですから祖父が胆のう癌で助からない状態だったことは、祖父の死後に知りました。
もともと髪は薄かったですが、抗がん剤ですっかり抜け落ちてしまいました。祖父の姿は病院のベッドで寝ているところしか思い出せないのですが、最後まで孫には優しい祖父でした。

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